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  3. 就職先選びについて
選択と虫眼鏡

就職先選びについて

注意したい点

自己分析が終了して、説明会などで情報収集をしていざ就職先を決めることとなりますが、
実際はどんな点に注意するべきかご説明します。

まず、自己分析で得た結果に基づいて就職先を決定することを忘れないでください。

具体的な作業としては、最初に自己分析の段階で自分自身のなりたい将来像を描きます。
いくつかのなりたい将来像に優先順位をつけます。

その優先順位は、職種、働き方、報酬、責任度、教育の点で考えると考えやすいです。
また、これらの優先順位は近年その職種にこだわりを持つ方が圧倒的に増えています。

それは、自分の勉強してきたことをいかしたいというスペシャリスト志向の方が
増えているからです。

職務にこだわりを持っている方はその職種で絞り込んで就職活動を行うこととなります。
看護師の場合は、看護師と明記して募集をしていることがほとんどです。

ですから、さらにこの中の何科で勤務したいのかということに対して
こだわりを持つ方がスペシャリスト志向の方です。

小児医療に携わって子どものケアをしていくことにしたいといったような
具体的な将来像があるような方のことです。
自己分析の結果として「看護師」とでたのであれば反対に科にはこだわらず、
大きな範囲でもって就職活動を行うと、その門は広くなると思います。

職種にこだわる方というのが最近はとても多いです。
「自分は将来看護の世界で○○という分野に身をおきたい」と考えている方は
病院の行っている医療内容に着目して就職活動をしていきましょう。

働き方について

プライベートを重視したいような方は夜勤のないクリニックを選ぶことも必要でしょうし、
基本的に労働環境は二の次でよければあまり気にすることもありません。

ただ、新卒で就職活動を行っているときはあまりこの働き方について
真剣に考えない人も多いのです。
というのは、新卒で就職する場合は、何でもできるし、どこへも行けます。
基本的には自分の意思のみで就職先を決定できるからです。
全てにおいて仕事優先にすることもできます。

ただ、女性は結婚や出産をすると労働時間や勤務地などが限定されます。
結婚すると、だんなさんの勤務地の近くに引っ越すこともあるでしょうし、
子どもを産めば、夜勤や長時間労働をすることは難しくなるでしょう。

ですから、短時間勤務という選択肢があるような病院を積極的に選ぶ
ことも必要です。

看護師の仕事は全国各地で非常に求人の多い仕事になりますから、
仕事自体がなくなることはありませんが、労働条件は様々です。

「自分は将来プライベート重視の生活がしたい」と思っている方は、
病院の労働条件を確認し、できたら就職先の口コミなどの生の情報も得るようにしましょう。

次に報酬について。
報酬にはこだわらないという方はまずいないかと思いますが、
最優先にする方も少ないのが現実です。

というのも、やはり自分らしい生き方をしようと思うと、
報酬はお金だけではないと考える人が増えてきているからです。
国が豊かになった証拠でもありますね。

賃金については最初に明示することが会社・病院の義務となっておりますから、
必ずそれをチェックするようにしましょう。

病院ごとに賃金は異なりますし、就職した後の職務、職責などによっても
賃金は変わってきます。

「将来は経済的に自立した生活を送れるようになりたい」と考えている
方は賃金面に注目した就職活動をしましょう。