MARCH層の就職活動

学歴MARCH層は高学歴？就職活動の向き合い方

MARCH層をご存知でしょうか。関東地方に設置されている私立大学のうち、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学のアルファベット頭文字から取り組み合わせた用語です。

MARCHと呼ばれる大学は、一般的に知名度も高く、すべての国民のレベルと比較すると優秀な人材が豊富な大学ですが、就職活動においては、高学歴として企業は分類していません。

企業が定めている高学歴の目安は「早稲田大学の商学部以上の人材」であり、日本全体の学歴では比較的上位に位置するMARCHでも、企業からすると高学歴に分類されないのです。

この点からMARCH大学を卒業した後の就職活動では、企業にとっては、学歴フィルターに引っかからず、あまり有利とはいえないでしょう。

現在、MARCH大学の就職活動状況では、多くの企業から内定を取れる人とNNT（無い内定）と呼ばれる就職先がなかなかみつからない学生の2極化が顕著に表れている大学のようです。

MARCH大学の学生が、学歴を意識した就職活動では、企業に良いアピールできるとは言い難いため、たとえ学歴に自信があっても、別の方法で自身を売り込むと良いでしょう。

高学歴者以上のパフォーマンスをアピールするのが重要

一般的には、大学の知名度は高く、優秀な人材の多いMARCH大学ですが、就職活動においては、学歴だけでは早慶上智もおり有利になれないため注意が必要です。

微妙な立ち位置といえるMARCH層ですが、就職活動のポイントさえ押さえておけば、有名企業や競争率の高い企業であっても内定を勝ち取ることが可能です。

MARCH学生の就活では、大手有名企業ばかりにエントリーするのは得策とはいえません。
企業はこれからの発展のために優秀な人材を獲得したいため、採用試験もそれに合わせて厳しくしています。

そのため、学歴に有利不利の発生しないMARCH学生では、広い視野をもち、有名企業だけでなく自分の目指す職業環境を探すと良いでしょう。何度もESや採用試験、面接などで落ちてしまうと就職活動のモチベーションも維持できなくなってしまいます。

しかしながら、有名企業を受けてはならないという訳ではありません。

高学歴者以外の人材でも、企業の目に留まる可能もあり、努力しだいで良い印象を残せるので、決して採用されない訳ではありませんが、「競争レベルのとても高いこと」、「MARCH学生の学歴に有利点がないこと」を承知の上で、心構えをもつと良いでしょう。

それだけでなく、近年は電子機器の発達により、エージェントサービスやスカウトサービスなど手軽に様々な業界の企業にアプローチできます。こうしたツールを利用して効率的に就職活動をしましょう。

MARCH大学に所属している学生で、今から就職活動をする際は、学歴が良いというアピールではなく、他とは差別化できる自分の強みを伝えると良いでしょう。