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話し合いの場

OB.OGの話を聞こう

卒業した先輩から話を聞く

情報収集の一つの手段として、OB・OGの話を聞くという方法があります。
これは、一般企業では昔から非常に定番ルートとなっています。

リクルーターという言葉をご存知の方もいるかと思います。
その学校を卒業した企業人が、
自分の出身大学の学生をその会社に誘うという採用活動の一つです。

看護学校でも、卒業した先輩から話を聞くことは可能です。
OB・OGに話を聞くことのメリットはたくさんあります。
一つは、生の情報を得られるということです。

実際にその病院で勤務しているわけですから、内部事情にも精通しています。
ホームページや資料請求では書いていないことも教えてくれます。
特にいいのが、病院の悪い部分。

正直、ホームページにしても、病院案内・資料、説明会・見学会のどれをとっても
病院がいいことは書きますが、悪いことを進んで書くことはありませんよね。

ですから、病院の悪い部分を含めて比較検討することができるのがとてもいい点です。
二つ目のメリットは、面接や試験のポイントについて教わることができるということです。

実際にその病院に就職してるわけですから、
ノウハウを一番知っている人がいると非常に心強いですよね。

病院によっては定番の面接質問なんかもありますので、興味のある病院に関しては、
就職試験対策についても先輩から情報収集するのがとても有効です。

私もOGの立場として学生と会ったことがあるのですが、正直、この子はうちに合うな、
とか合わないなというのが、数時間話すことで何となく分かります。

興味を持っている部分も分かりますので、説明会・見学会以上に、
仕事と学生のミスマッチを防ぐことができるのではないかなと肌で感じました。

服装と時間の取り方はしっかり考える

正直、自分の出身学校の学生というのは、かわいいものです(笑)。
なぜか、何でも教えてあげたくなるんですよね。

こういう関係ってそうはないと思いますので、
学生はどんどん先輩を利用するべきだと思います。
ただ、社会人は本当に忙しいです。

ですから、数十分だけでも時間をとるのが
どれだけ難しいことかということを理解いただき、
遅刻なんかはもってのほか(もうその就職先は諦めてください)、
質問事項もあらかじめまとめておいて短時間で手短に聞くようにしてください。

服装もジーパンなどのカジュアルなものは避け、スーツである必要はありませんが、
それに準じた黒や紺色といった落ち着いた服装を心がけてください。

礼儀さえわきまえていれば、就職する前も、
就職した後もきっと心強い味方になってくれるのが出身学校の先輩です。

説明会に出席した場合に、
就職先から声がかかることもありますし(滅多にありませんが)、
学校の厚生課で相談してみるのも一つの方法です。

この方法のデメリットは全ての人が使えるわけではないという点です。

自分の行きたい就職先に出身学校の先輩がいるとは限りませんし、
仮にいたとしてもたどり着けないことのほうが多いかもしれません。

ただ、情報収集を制する者が就職活動を制するといっては過言ではありません。
OB・OGに話を聞くというのは、情報の中でも生の正確な情報を得られる
大切な手段の一つということを心の隅においておいてください。