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  3. 就職活動を始める前に 自己分析をしましょう その2
望遠鏡で見る景色

就職活動を始める前に 自己分析をしましょう その2

分析するメリット

自己分析をすることで、いいことがあります。
それは、前回説明しました職業選択の幅を広げるということですが、
就職した後でつらいことや、辞めたいと思うようなことがあった時に
前向きに立ちむかい、壁を乗り越えることができます。

看護師という仕事は非常に大変な仕事は言うまでもありません。
体力、気力ともに充実していなければ職務を遂行することは不可能です。

途中でやめたくなることも多々あるでしょう。
仕事が自分には難しすぎる。
分からないことが多すぎる。

まわりの医師や看護師とやっていくことができない。
患者さんとの関係がうまく築くことができない。
夜勤続きで倒れそうだ。

命を預かっているプレッシャーに押しつぶされそうだ。
家事と育児と仕事の全部をやりきるなんて、私には無理だ。
こんな弱音、吐き出したらいくつでもでてくると思います。

そんなとき、壁を乗り越えるモチベーションの源泉になるものが必要なのです。
「なぜこの仕事についたのか」
ここを明確にしておくと、それを理由に頑張ることができます。

過去の出来事を思い出してみる

例えば、昔入院していたときに看護師さんにやさしくしてもらった経験が忘れられなくて、
自分もそうなりたいと思った、という方は、
自分もそうなりたいという気持ちを思いだしてください。

報酬が高いのが理由で看護師という仕事を選んだ方、
次のお給料で何を買うつもりにしていたのか思い出してください。
結婚後も出産後も働き続けたくて看護師になったという方、
子供のことを考えてみてください。

きっと、一時はつらいという気持ちで落ち込んで憂鬱になってしまうこともあるかもしれませんが、
この心の切り札を持っていれば必ず立ち直って前に進むことができます。
解決策も、自分で真剣にかんがえて逃げることなく難局を乗り越えてくれることと思います。

でも、この「なぜ看護師になりたいと思ったか」ということを改めて考えることもなく
就職活動をしてしまうと、何件か面接で落とされたり、就職して困難な状況にであったときに、
すぐその場からにげだして諦めてしまう人になってしまいます。

「なぜ看護師になりたいのか分からない」という方は「看護師になろうと思ったきっかけ」を
思い出してみたり、周りの人に、「私ってなんで看護師になりたいんだっけ」と
聞いてみるのもいいかと思います。

自分では忘れていることでも、意外に他人、特に親は覚えてくれているものです。

また、過去にあった印象に残っている出来事を思い出すと、
それが自分の就職理由につながっているというケースが非常に多いです。

自己分析というのは、この過去から紐とくことも多いので、
もしその結果今目指している看護師という職業が違っているというのなら、
軌道修正するのも一つの生き方だと思います。

就職活動をしている方というのは、これから自分の未来を切り開く人。
ですから、起動修正は慎重に行わなければいけませんが、
まだ迷ったり戻ったりできる期間ですので、ここで過去印象に残っている出来事を
思い出して自己分析のきっかけにしてほしいと思います。